首位を走る西武で、7月24日の楽天戦(ベルーナ)から1番に起用され、好調な外崎修汰内野手(29)の動向が注目されている。

 先日、国内FA権を取得したばかりの外崎は「今の自分があるのも、応援してくださっているファンの皆さんや、これまでの野球人生に携わってくださったすべての方々、そして家族の支えがあったからこそだと思います。ライオンズの優勝に貢献できるよう、目の前の1試合を全力で戦うことに集中しています」と周囲への感謝を語り、行使の有無に関する結論はシーズン後と雑音を排除している。

 その一方で、チーム内には「トノの場合は、誰にこの問題を相談するかで方向性が変わってくると思う。実際に(過去にFA権を)行使した人間が第1相談者となるのなら、方向性は違ってくるのではないか」との声がある。〝実際に行使した人間〟というのは外崎が西武入団以来師事し、毎年、愛媛で自主トレをともにする楽天・浅村栄斗内野手(31)のことだ。

 浅村自身、西武で主将としてリーグ優勝を果たした2018年にキャリアハイ(打率3割1分、32本塁打、127打点)の成績を残し、大型契約で楽天へFA移籍。石井GMの「他の球団でプレーすることは必ず将来のためになる」との口説き文句で西武を後にしているだけに…。

 外崎の〝FAアドバイザー〟の出方が気になるところだ。