新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」17日札幌大会のCブロック公式戦で、ザック・セイバーJr.(34)がKENTA(41)を下し白星発進を飾った。

 新日本マットでのシングル戦績1勝3敗と負け越しているKENTAとの公式戦。go2sleepを逃れて胴締めスリーパーに捕獲したザックは、コブラツイストからフルネルソンへ移行。これを逃れられるとアンクルホールドを仕掛けるなど得意の関節技を積極的に仕掛けていく。

 ところがタックルを狙ったところでカウンターのヒザで顔面を打ち抜かれる、怒とうの猛攻にさらされた。ブサイクへのヒザ蹴り、後頭部へのキックと強烈な打撃を浴びてグロッギー寸前に追い込まれる。さらに張り手のラッシュを仕掛けるKENTAに対し、ザックは腕をキャッチするとクラーキー・キャットで形勢逆転。これを脱出されてもヒザ十字固めで捕らえる。

 なおもKENTAは張り手で抵抗するも、ザックはその腕も捕らえて複合関節技に移行。完全に動きを封じてギブアップを奪った。

 ノア時代から接点のあるKENTAからの勝利には特別な思いがある。ザックは「俺は科学者並みのすごい脳みそを持っているが、大きすぎるエゴが時に問題になる。特に昔の〝センパイ〟との試合ではいつも気が大きくなってしまう。時に調子に乗りすぎてしまうんだ」と過去の対戦を反省しつつも「今日のKENTAはいつもと違った。俺に勝てると思っただろ? まさかな。あなたが人生でちゃんこ鍋を食べた回数を超える数の関節技を持ってるんだぞ。テクニックとプロレスIQで俺の右に出る者はいない」と勝ち誇った。

 さらにはリング上でKENTAが「お前を倒してちゃんこ鍋を作らせる」と言っていたことに触れ「バカ! お前が俺にヴィーガン・チャンコを作れよな。豆腐とダイズ・ミートがたくさん入った鍋をな。KENTA、金輪際、俺のセンパイ面はできないぞ。なぜなら今日から俺が〝ダイセンパイ〟だ」と豪語。今年の「NEW JAPAN CUP」覇者が、〝春夏連覇〟へ視界良好だ。