第104回全国高校野球選手権大会の第9日(14日)第1試合は聖光学院(福島)が横浜(神奈川)を3―2で下して3回戦に進出した。聖光学院は春夏通じて3度目の対決で横浜に勝利し、福島県勢としては神奈川県勢に9戦目で初勝利となった。
初回に一死二塁で安田(3年)の右前打で先制。4回に同点に追いつかれると直後に二死三塁から生田目(3年)の中前打で勝ち越す。エース佐山(3年)は5回に再び同点打を許すが、直後の攻撃では機動力で無死一、三塁とチャンスを広げ、併殺の間に勝ち越しの決勝点を上げた。佐山は終盤もスライダーを使いながら低めをつく丁寧な投球を続け、2失点完投で横浜の追撃を振り切った。
選手以上に喜んだのは斉藤監督だったかもしれない。福島県勢として神奈川県勢に9戦目で初勝利し「個人的にはすごく意識したのでうれしい。ウチは5連敗でしたし、横浜さんとは3度目の正直でした」と胸ををなで下ろす。日大三(西東京)との初戦を制した後、初めて選手に「横浜には勝ったことがない。どんなことをしてでも勝ちたい」と本音を伝えたという。
チームの成長を実感している。「20年以上監督をやっていますが、伸びしろがすごいチーム。高校生はここまで伸びるかと。それくらいのこだわりと頑張りがある。力的にはまだまだ。でも勝負への執念、我慢比べには負けない、という団結力、精神力は極めようというところまできている」と結束力を絶賛した。
さらに「ストレスがかかる組み合わせブロックですが、選手はケロっとしている。1回戦負けも3回戦負けも一緒。6つ勝ちたいと単純に思っている。その意思の強さが強固だと、強豪校を連続で撃破することもある。高校生の持つメンタルの強さは時として野球の技術を網羅しちゃうのかな」と感服するほど。この勢いで悲願の頂点まで駆け上がる。












