歯が立たなかった。バドミントンの世界選手権最終日(28日、東京体育館)、混合ダブルス決勝が行われ、東京五輪銅メダルの渡辺勇大(25)、東野有紗(26=BIPROGY)組は、同銀メダルの鄭思維(25)、黄雅瓊組(28=ともに中国)に13―21、16―21で敗れ、2大会連続の銀メダルとなった。
金メダルを取る――。大会前から強い思いを抱いていたワタガシペアだが、世界屈指の実力を誇る中国ペアの前に屈した。第1ゲームから劣勢を強いられ、第2ゲームは中盤以降に突き放された。相手の強烈なショットに苦戦した東野は「たくさんの方が注目してくださって、ワタガシのために応援に来てくれた方もいる中で、本当に金メダルを目標にしていたので、悔しい気持ちでいっぱいです」と目を潤ませながら、唇をかんだ。
世界選手権では3大会連続のメダル獲得。ただ、見据えているのはあくまでまだ見ぬ世界の頂だ。渡辺は「銅メダルや銀メダルを目指してやっている選手はいない。金メダルを目指すのが大前提。ここまでボコボコにされたので、これ以下はないと思う。まだまだ思い切ってやりたい」と気合十分。東野も「次はみなさんに金メダルを届けられるように頑張りたい」と力強く決意した。
悔しさは成長を促す最高のスパイス。この負けを必ず未来につなげてみせる。












