陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)で男子3000メートル障害に出場する三浦龍司(順大3年)は、さらなる飛躍に向けたヒントを探る。
出国前の10日、成田空港で取材に応じた三浦は「五輪を経験したことで、過剰に緊張することも反応することもない。自分のペースで走っていきたい」と平常心を強調。昨年の東京五輪では同種目日本人史上初の7位入賞を果たしたが「まず決勝に残ることは必須。東京五輪の再現ができれば最高かなと思う」と足元を見つめている。
必要以上に大きな目標を設定しなかったのは、現状を冷静に分析しているからだ。東京五輪はコロナ禍の影響で、一部の有力選手が調整に失敗。結果的に〝追い風〟が吹いた形となった。
指導する長門俊介監督も、本紙の取材に「三浦とも話をしたのは、東京五輪で準備や調整がうまくいかなかった選手らの仕上がりが今年は早い。各大会で結果を出しているので、去年の彼らの姿が本来の真の姿ではないと思う。三浦も力はついてきているけど、本来の姿の彼らとどれだけ戦えるかが、今年のチャレンジになってくる」と指摘した。
「自分が最終的に目指していく目標につながっていくので、全てが糧になる」と三浦。2年後のパリ五輪へ、まずは自身の現在地を確かめる。












