〝ポジティブ思考〟で首位にリベンジを果たした。中日・小笠原慎之介投手(24)が3日のヤクルト戦(神宮)に先発し、8安打を浴びながら粘りの投球で8回途中まで1失点。今季7勝目をマークし、チームの連敗を4で止めた。
根性を発揮した。4回無死一、三塁ではオスナの打球が左太もも付近に直撃するアクシデント。しかし、そのままグラブをかぶせて捕球すると、素早く一塁へ送球し、飛び出していた一走者・村上もアウトに取って併殺にした。いったんベンチに下がったが、約2分後にマウンドに戻って続投し、サンタナを空振り三振に仕留めて、絶対絶命のピンチだったこの回を無失点で乗り越えた。
ヒーローとなった小笠原は「痛かったが、打球が当たったおかげで、より一層、集中力を保てたので良かった」と振り返った。
8月20日に登板した前回の同カード(バンテリン)では7回途中を8安打6失点KOの屈辱を味わった。4番・村上には2発も食らい、今季セ・リーグワーストの3被弾を献上。この日はカーブを多投する強気な攻めで2安打こそ許したが、6回の第3打席でもカーブを連投して空振り三振を奪った。天敵封じを成功させた7年目左腕は「慎重になったら、カーブは投げられない。そのくらいの覚悟を持って投げた」と胸を張った。
ヤクルト打線に前回KOの雪辱を果たしたが「過去を振り返ることはあまりしたくない。変えられるのは未来だけなので」ときっぱり。プラス思考が功を奏したようだ。
立浪監督は「あの(直撃した)ライナーもあんなところに挟まるなんて、普通では考えられないこと。その後も大事に至らず、投げられたのは良かった。これだけの打線だから神経使うところが多い中で、今日は本当に素晴らしい投球だった」と目を細めていた。












