リアル二刀流でチームの連敗を4たび止めた。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は6日(日本時間7日)に敵地マイアミでのマーリンズ戦に「3番投手兼DH」で出場し、7回を2安打1失点(自責点0)、10三振3四球で自身5連勝で今季8勝目(4敗)をマークした。打者27人に100球投げた。MAX100・9マイル(約162・3キロ)で防御率2・44。打者では5回に勝ち越し適時打を放ち、4打数1安打2打点、1盗塁。打率2割5分9厘。チームは5―1で勝って連敗を4で止めた。
7回二死一、二塁で代打フォーティスを外角高めのスライダーで空振り三振を奪うと右拳を握り、雄たけびを上げた。これで10個目、3試合連続2桁奪三振とした。
立ち上がりはまさかの展開だった。先頭バーティーに内野ゴロを打たせるも遊撃手・レンヒーフォが一塁へ悪送球。続くウェンデルにスライダーを捉えられた。右翼線二塁打で無死二、三塁の大ピンチだ。3番クーパーにもスライダーを狙われて右犠飛を打たれ、あっさり1点を失った。4試合ぶりの失点でメジャー自己最長の連続無失点は21回2/3でストップした。試合後、「初回に1点を取られたのでそこから粘れてよかったと思います」と振り返った
2回はスライダーから直球主体に組み立てを変更。しかし、一死一塁で8番ロハスに初球の直球を右前に運ばれた。再び、失点の危機だがここから修正力を発揮。9番スターリングズはスライダーで二飛、バーティーはカーブで右飛に仕留めると3回からMAX100・9マイルの直球とスプリット、カーブで圧巻の奪三振ショー。3回はスプリットで2三振、4回もスプリットで2三振、5回は直球とスライダーで2三振、6回はカーブで1三振、7回はカーブとスライダーで2三振。2回一死で四球と右前打を許して以降、15人連続でアウトを奪うなどマーリンズ打線を圧倒した。
打者ではトラウトの死球で1―1とした5回二死満塁で左前に勝ち越しの2点適時打。カウント2―2から相手先発の左腕ロジャーズが投じた5球目の外角高め直球を逆方向に運んだ。一塁塁上でガッツポーズを見せた。「いいところで1本出て、チーム的にもいい流れで戦えた」
7回は3番手の右腕ナンスから四球で出塁すると重盗で二盗に成功。今季10盗塁となった。後続が連続適時打を放ち、5―1とリードを広げた。
初回二死無走者は見逃し三振、4回先頭は三ゴロ。9回一死無走者は4番手の左腕ブライアーの初球を打って左飛だった。
14連敗、3連敗、2連敗、前日敗戦と連敗ストッパーを務めてきた大谷。この日は4連敗を止めた。投げて打って走った大谷は「連敗したりとか悪い流れが多かったりとかありますけれど(シーズンは)長いので1試合1試合切り替えながら行きたい。また、遠征もあるので切り替えて連勝できるように頑張りたい」と自らに言い聞かせた。
ポストシーズン進出へ厳しい状況だが、まだ79試合残っており、この1勝が化学反応を起こすかもしれない。マイアミから奇跡の逆転劇が始まる。












