新日本プロレス12日大阪城ホール大会で行われたIWGP世界ヘビー級選手権は挑戦者のジェイ・ホワイト(29)がオカダ・カズチカ(34)を破り、第5代王者に輝いた。

 過去シングル戦績3勝1敗とオカダに勝ち越しているジェイは、序盤から腰と背中に狙いを定めて攻め立てて行った。マネークリップに捕獲されても、セコンドの外道の介入で気を引く間に急所攻撃を決めて脱出する。

 35分過ぎ、ブレードランナーを阻止されたジェイはショートレンジラリアートを浴びて劣勢に陥る。高度な技の読み合いからドロップキック、開脚式ツームストーンパイルドライバーで叩きつけられ万事休すかと思われたが、ここからが真骨頂だった。オカダの必殺レインメーカーを回避すると、カウンターのブレードランナーを決めて逆転勝利をものにした。

 団体旗揚げ50周年のメモリアルイヤーの主役として牽引してきたオカダを引きずり下ろし、IWGP世界初戴冠。ジェイは「IWGP・USヘビー、インターコンチネンタル、IWGPヘビー、NEVER無差別、そしてIWGP世界…このベルトを全制覇したのは俺だけだ。まだ30歳にもなってないのにこれは快挙だ。オカダはファンから最強と呼ばれてるんだろ? だが、俺はアイツに4回勝った上でこのベルトを巻いている。つまり俺が最強なんだ」と勝ち誇った。

 米国AEWとの合同興行(26日=日本時間27日、シカゴ)を目前に控えている中でベルトを奪取。ジェイが「みんな、バレットクラブとしてどうしたい?」とメンバーの意思を確認すると、カール・アンダーソンは「AEWにスイッチブレイド(ジェイ)並の実力者はいない。バレットクラブ並の奴らもいない。最強の選手を連れてきてみろ」と挑発的な言葉を並べ立てた。

 さらにジェイは「俺がケニー・オメガからIWGP・US王座を奪ったことを覚えているか? そうしたらアイツは出て行った。俺がいなければケニー・オメガが醜態をさらすことも、ヤングバックスとAEWを設立することもなかっただろう。AEWがなければ現在のジョン・モクスリーの姿も、ブライアン・ダニエルソンとCMパンクの復活もなかった。AEWのレスラー、ファン、どういたしましてだ」と、自身の存在感の大きさを強調。

「俺の数々の偉業を見れば、俺が世界トップだと認めざるを得ないだろう。バレットクラブに乾杯だ!」と、どこまでも不敵な発言を連発し勝ち誇っていた。