新日本プロレス19日の大阪城ホール大会で柴田勝頼(36)とのV1戦に臨むNEVER無差別級王者・永田裕志(48)が2日、2016年下半期の野望を明かした。上半期最大の大一番を制すれば王者として「G1クライマックス」(7月18日、北海道・札幌で開幕)に出陣することが確定的。ミスターが背負う必勝の十字架に秘められた2つのモチベーションとは――。

 前王者との再戦に臨む大阪城決戦。柴田は過去に永田から自力での勝利がないことを「恥」として必勝を誓っており、その価値観には多くの関係者がうなずいたが、当の王者は「小さいこと言ってるねえ。もっとデカいことを言いなさい」と切り捨てた。

 もちろん「人生最大の浮気」と称し、愛したIWGPではなくNEVERのベルトを巻いた永田も「一夜の恋で終わるわけにはいかない」と譲らない。短命政権に終わってしまうと、夏以降のプランも台無しに終わってしまうからだ。

 まずは大阪城決戦後に控えるG1だ。

 V1戦をクリアすれば王者としての出場がほぼ確定。永田は「時のIWGP王者、IC王者と対峙するのもあり得るだろうしね。浮気相手を携えたまま、本命(IWGP)を振り向かせる。実生活の人間関係だと困っちゃうけど、リングの上では一夫多妻制も不可能じゃないからね。へっへへ」とニヤリ。

 通常シリーズでは実現困難な王者対決はG1ならではの醍醐味。そこでNEVERの現在の価値を証明し、あわよくば“ゲス不倫”に転じようというのだ。

 さらには今秋、2年ぶりとなる千葉・東金での凱旋興行も計画している。例年は休場が多いスーパージュニアのシリーズ期間中に地元でPR活動をしていたが、王者となった今年は珍しくフル参戦中。「試合が忙しくて全然根回しができてねえんだ…。まあうれしい悲鳴ではあるけどね。今は俺がベルトを巻き続けることが一番のPR。秋の東金を第3世代祭りにするよ」と、王者としての凱旋を果たし出遅れを回収するつもりだ。毎回重要な宣伝媒体となっている地元スーパーのチラシに「NEVER王者凱旋」の文字が躍る日も近い。

 この日の名古屋大会では10人タッグ前哨戦で柴田に白目式腕固めを決めるなど好調をアピール。真夏の祭典から秋の東金まで、48歳のNEVER王者が一気に突っ走る。