全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」は波乱の幕開けとなった。18日新宿大会では復活を目指す宮原健斗(31)組が大日本プロレスのアブドーラ・小林(44)組に敗れた。暮れの祭典は外敵天国になってしまうのか――。

 油断大敵とはまさにこのことか。戦前は「あの見た目なら研究しなくても大丈夫。あっちがフォークなら、こっちはスプーンでも持っていきますか?」と小林を見下していた宮原は、入場時にパートナーの青柳優馬(25)にスプーンを持たせる余裕を見せつけた。

 しかし試合が始まると、見た目以上に動ける小林に翻弄され「なんか嫌だよ…」「触りたくないよ」と漏らすほどペースを乱された。しかも小林に意識を奪われている隙に関本大介(39)のアルゼンチン式背骨折りに捕獲され、徐々にダメージが蓄積。最後は関本ごと小林が投げる眉山を宮原が食らい、とどめのダイビングバカチンガーエルボーで屈辱の3カウントを奪われた。

 試合後は心身のダメージから起き上がれず「宮原健斗、キャリア最大の汚点だ。最低だ。キャリアを汚した…。恥だ…」とうわ言のようにつぶやくばかりだった。

 一方、勝った大日本コンビは「このまま全勝優勝だ」(関本)、「ぶっちゃけ1つくらい負けても大丈夫だろ。このまま優勝だ!」(小林)と絶叫。厄介な男たちを調子づかせてしまったようだ。