ノアの前GHCヘビー級王者・清宮海斗(24)が、“キック界の神童”こと那須川天心(21)にラブコールを送った。本紙を通じて賛辞を贈った神童に対し、プロレス界の未来を担うエースは敏感に反応。まさかのリング上での“直接対面”を呼びかけた。ジャンルの壁を越えた異色の合体は実現するのか――。

 きっかけは、7月25日発行紙面に掲載された那須川のインタビューだった。注目選手として清宮の名前を挙げ「時代を切り開く人って、先に動いた人だと思うんで、すごく気になります。年も近いし、いいですよね。ギラギラ感がある」と絶賛した。

 新日本プロレスのオカダ・カズチカ(32)との対戦をアピールしたことに着目しての言葉で、これに清宮が反応しないはずがない。「うれしいですよ。世代が近いところで、そういう感覚を持っている人に反応してもらえたっていうのは。この感覚は間違っていなかったんだっていうのはすごくありますね。いろんな新しい景色をさらにつくっていこうと思います」と目をギラつかせた。

 ジャンルは違えど、常に意識する存在だった。「試合を生で見に行ったこともあります。入場時のファンとの一体感とか、闘志とかすごいですよね」という印象を持つ那須川に「近い思いを持つ者同士、この(プロレス)業界と格闘技界をひっくるめて、新しい景色をつくるために気持ちを交換したい」と訴え、こう続けた。

「那須川選手はプロレスにも詳しいと聞いていますし、プロレスのリングに上がりたいのではないでしょうか。そこで、いただいた言葉へのアンサーとして『同じリングの上で汗を流しましょう。練習じゃない。もちろん試合で』と言わせていただきたい。どうですか?」

 ただし那須川が右拳を痛めていることは理解しており「もちろん僕も大きな戦いを控えている。その先の夢として持っていたい」と語気を強めた。清宮が臨む大一番とは、10日の横浜文化体育館大会で組まれた武藤敬司(57)との悲願の一騎打ちだ。「気持ち的に燃えたぎってます。武藤さんはリスペクトしているし、唯一無二の人。想定した練習を日々しているので問題ない」。生きる伝説を倒し、神童にメッセージを届けられるか。若武者2人の物語に注目だ。