ロッテ・小島和哉投手(25)が長いトンネルから抜け出せずにいる。

 昨季10勝を挙げたチームのエース左腕は、18日の楽天戦(ZOZOマリン)で今季7度目の先発。この日も7回111球を投げ、4安打無失点の圧巻投球を見せた。だが、味方打線の援護に恵まれず、0―0の同点のまま8回から交代。相手打線を零封しながら、今季初勝利を飾ることはできなかった。

「何とか粘れたが、同点の場面でマウンドを降りたのが正直一番悔しい」とは小島。降板後のベンチでは終始無念そうな表情を浮かべていたが、それもそのはず。今季の小島は好投しても、一向に勝ち星に恵まれないからだ。

 小島はこの日の登板を含めすでに7試合中5試合でクオリティースタート(6回以上を投げ自責点3以内)を達成。防御率も昨季(3・76)をしのぐ2・72をマークするなど、先発投手の役割は十分にこなしている。にもかかわらず白星を逃し続けるのだから、本人がうなだれるのも無理はない。

 この不運ぶり。元凶は味方打線の低調に尽きる。今季ロッテは開幕当初から打線が低調だが、小島の登板日に限ると、さらにバットが湿る傾向にある。

 今季、小島の登板7試合で、味方打線が獲得したいわゆる「援護点」はわずかに計8点。これでは同僚・佐々木朗希投手(20)のように完全試合に匹敵する投球をしない限り、勝利の女神はほほ笑まない。

 チームは延長10回にマーティンの劇的サヨナラ弾で勝利。首位・楽天相手に連勝したが、得点がこの1点だけなのは、やはり気がかり。小島のためにも、一刻も早い打線の奮起に期待したいのだが…。