大きな決断の理由とは――。競泳のアジア大会代表選考会権日本選手権2日目(29日、横浜国際プール)、男子100メートル背泳ぎ決勝は東京五輪代表の入江陵介(32=イトマン東進)が52秒88で9連覇を達成。レース後は「すごくビックリ。追い込んでいる時期だったので上がらないと思っていたが、非常にいいタイムだった」と納得の表情だった。
今大会は200メートルの出場を回避。2012年ロンドン五輪で銀メダルを獲得し、東京五輪では7位入賞を果たした種目だが、入江は「今年に入って逃げたくなるような思いや、100(メートル)にも影響が出てしまうことがあった。自分の心を傷つけないためにも一度離れなければならないと思って欠場することにした」と説明した。
先月の国際大会日本代表選考会では200メートルのレース後に「吐いてしまったこともあった」と明かすほど、精神的な負担を感じていたようだ。
6月開幕の世界選手権(ブタペスト)で100メートルと400メートルメドレーリレーに絞って出場する。入江は「52秒台前半を意識しないと個人、メドレーリレーのメダルはかなわない。そこを上げられるようにしたい。先行されるようなレース展開でも焦らないような泳ぎを意識していきたい」と意気込みを語った。












