巨人の原辰徳監督(63)が7―0で快勝した28日のDeNA戦(横浜)後、今季初スタメンマスクを被り好守で活躍した岸田行倫捕手(25)を称賛した。

 岸田は開幕二軍スタートも、24日に今季一軍初昇格。いよいよこの日にスタメンマスクを被ると、まずは打撃で存在感を発揮した。2点リードの2回無死一、三塁のチャンスで1打席目を迎えると、相手先発・東の投じた6球目、128キロのチェンジアップをヒッティング。打球は右翼へと転がり、貴重な追加点を奪った。

 守っては、2年目右腕・山崎伊を好リードで6回無失点に導くと、うれしいプロ初勝利をプレゼント。その後も9回までフル出場し、2番手・デラロサから平内、大勢と無失点リレーで繋げた。

 岸田は「何とかまず勝ちたいなと、絶対勝とうという気持ちで臨んだ。(開幕当初は)正直、開幕一軍にも入れなくてめちゃくちゃ悔しい気持ちだった。やってきたことを出そうという気持ちで、それを今日出せたかなと思います」と喜びをかみしめた。

 指揮官も、岸田の気迫のこもったプレーを称賛。「春先にちょっと苦労した分、正しく時間を使った。その中で結果も出て、非常に天真爛漫…とまではいかないにしてもね。非常によさが出ていると思いますね」と高く評価した。

 若きバッテリーの活躍で、チームもリーグ最速の20勝に到達。若手の底上げを狙う今季のチームにおいて、理想的な形での勝利にもなった。