新日本プロレス7日の埼玉・所沢大会で、IWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(42)、YOSHI―HASHI(39)組がグレート―O―カーンの成敗を誓った。

 毘沙門は9日両国大会でオーカーン、ジェフ・コブ組とのV2戦に臨む。この日は真壁刀義、本間朋晃と組んでユナイテッド・エンパイアとの8人タッグマッチに出場した。

 シリーズ開幕前にはオーカーンが神奈川・川崎市内の武蔵小杉駅で泥酔した男性から迷惑行為を受けていた女児を救出。警察から感謝状を贈られ大きな話題となった。

 このニュースを受け後藤はオーカーンを「善人」と判断していたのだが、4日後楽園大会で求められた握手に応じたスキに奇襲を受けた。リングの上での傍若無人な振る舞いが変わっていなかったことに後藤は激怒し、YOSHI―HASHIに至っては錯乱のあまり何ら合理性のない感謝状強奪を予告する始末だった。

 かくして迎えたこの日の試合前も毘沙門はオーカーンから〝三味線〟の謝罪を受ける。「パンケーキ食うか?」などとスイーツで釣って許しを乞う戦法も完全に見抜き、断固として拒否。結局握手に応じてしまった本間が奇襲を受けたが、毘沙門の成長ぶりが証明された。

 試合では後藤の串刺しラリアートからYOSHI―HASHIの逆水平チョップ、さらには合体式ヘッドハンターとオーカーンを攻め立てる。最後は本間がウィル・オスプレイに沈められて勝利を逃がし、最後の前哨戦で勢いをつけることこそできなかったが、オーカーンの〝本性〟だけは見抜いた。

 収穫アリの後藤は「オーカーンよ…懇願するのがうまいじゃねえか。思わずまた騙されそうになるよ…。だが、お前が何度謝ろうが握手しようと手を出してこようが、いまさらもう遅いぞ。寝る時間は迫ってるぞ。消灯だ!」とキッパリ。YOSHI―HASHIも感謝状強奪予告などなかったかのように「てめえらにこのベルトは指一本触れさせねえ。それからオーカーン! お前の掲げる正義だかなんだか知らねえけど、それも両国で全てねじ伏せてやる!」と高らかに宣言していた。