女子ソフトボールの新リーグ「JDリーグ」の島田利正チェアマン(67)が、28日の開幕を前に本紙に新リーグの“未来像”を明かした。

 ソフトボールを未来に継承するための決断だった。3大会ぶりに実施された昨夏の東京五輪で金メダルに輝いた一方で、2024年パリ五輪では採用競技から外れた。関係者の間では東京五輪後の競技普及に不安の声が上がっており、1968年に創設された歴史ある日本リーグを大改革。16チームを東西2地区に分けて争う新リーグとして再スタートを切る。

 プロ野球の日本ハムで球団代表などを歴任した島田チェアマンは「五輪で注目されたスポーツが五輪から外れてしまうが、五輪に頼らないリーグをつくりたい。このリーグが栄えることが逆に五輪に戻るチャンス。まずは、こんなリーグがあるんだよと子供たちに知ってもらいたい」と意気込む。
 新リーグを盛り上げるためには、当然ファンの存在が必要不可欠。だからこそ、島田チェアマンは日本ハムの新庄剛志監督(50)のファンサービスを参考にしてほしいと呼び掛けた。

「新庄監督はファンに声をかけられたら必ず反応する。『サインをしてください』と言われて、サインができない状況でも『はーい』と手をあげて反応する。これだけでもファンはうれしいと思う。これって意外と簡単なファンサービスだが、できていない人が多くて、プロ野球選手でもスルーしてしまう人がいるので、見習わなければいけない。その小さな動きで選手の名前を覚えるし、顔も覚えるし、好きになってくれると思う」

 新リーグには多くのチームに各国の五輪代表選手が在籍しており、実力は折り紙つきだ。「世界一のリーグをつくると決めている」。目指すはソフトボール界のメジャーリーグ。新たな挑戦が、いよいよ幕を開ける。