新日本プロレス19日の札幌大会で行われたIWGP・USヘビー級選手権は、挑戦者のSANADA(34)が棚橋弘至(45)を撃破して第13代王者に輝いた。
棚橋の左ヒザ攻めに苦しめられたSANADAは、ハイフライアタックをキャッチするとTKOで反撃。だが、連発を狙ったラウンディングボディープレスは回避されてしまい、一進一退の攻防が続く。
SANADAは激しい打撃の応酬から魂のローリングエルボーを放っていったが、ダルマ式ジャーマンを浴びて窮地に。逆転を狙ったポップアップ式TKOも、スリングブレイドで切り返されてしまう。それでも勝負を決めに来た棚橋のハイフライフローを間一髪でかわすと、そのままオコーナーブリッジで丸め込んで激闘に終止符を打った。
2016年4月に「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に加入し新日本マット参戦を果たして以降、常にトップ戦線で戦いながらシングルタイトルからは見放されてきた。4度のIWGPヘビー級王座挑戦はすべて跳ね返され、2020年のG1クライマックスも準優勝とあと一歩届かない日々が続いた。
ついに頂点の証しを手に入れたSANADAは試合後のリング上で「やっとシングルのタイトルが取れました」と感無量の表情を浮かべ、会場をライトアップする〝ギフト〟のパフォーマンスを敢行。「まず対戦相手の棚さん、リスペクトです。棚さんとだったらまたいつでもどこでもやってもいいかなと思ってます」と棚橋への敬意を口にした。
さらに来場者に感謝を述べると「あんまりこういうことを言うのは得意じゃないんですけど、日本で一番、ここ札幌が好きです」と、得意の〝決めゼリフ〟と締めくくった。
米国での展開を見据えて17年に新設されたUS王座だが、コロナ禍の影響もあって日本国内での展開が続いている。新王者は「今、なかなか海外に行けない状況なので。それだったら日本でも世界に名がある人たくさんいる。そういう人たちと価値を一緒に上げて行ったらいいんじゃないかと思ってます」と公約を掲げていた。












