怪人の〝呪縛〟を解く。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(32)が、大日本プロレスのアブドーラ小林(45)とのV1戦(23日、東京・後楽園ホール)へ決意表明だ。

 大一番を控えた王者が取材場所に指定したのは東京・池袋。サンシャイン60を眺めながら「今回は勝つだけじゃダメ。アブドーラザとの戦いを最後にしたい」と語気を強めた。「アブドーラザ」とは小林のことで、間違って覚えたようだ。

 実は1年前の2月23日も世界タッグ王座戦で小林と対戦した。それを踏まえ「2年連続で同じ日にタイトル戦って運命みたいで嫌なんですよ。しかもその直後に僕、誕生日(2月27日)なんです」と嘆く。そして「毎年あいつとタイトル戦をして年を取るのが本当に嫌なんです。生理的に嫌いだから。見た目から無理。存在が僕と正反対でしょ。今回を絶対に最後にしたいから圧勝します」と吐き捨てた。

 嫌悪感により苦手意識が強いのは事実。そこで「苦手なものに慣れる」ことで対策を練っているという。最近は嫌いなトマトを積極的に食べている他、「高いところが苦手なんで、今日はサンシャイン60の展望室でずっと外を見ていました」と胸を張った。だから池袋にいたのか…。

 この〝精神修行〟の効果は不明だが、宮原は「苦手なものを我慢することには慣れたので、もうアブドーラザも大丈夫でしょ」とにやり。果たして運命の一戦を切り抜けることができるか。