去り方もさすがだった。ソフトバンク・城島健司球団会長付特別アドバイザー(45)が10日、ファン心理を心得た一言を残して宮崎キャンプに別れを告げた。フロントマンとして球団に復帰して3度目の春。今年は現場首脳陣からの強い要請もあり、甲斐拓也捕手(29)を密着マークで打撃指導するなど例年以上に存在感を放った。
球団内で〝出しゃばらず、かゆいところに手が届く〟存在として重宝される男は、この日が宮崎キャンプ帯同最終日。今後は福岡・筑後のファーム施設で行われている新人・育成中心のC組キャンプをチェックする予定だ。「筑後に行きます。そこまでが仕事なんで」。そう明かすと、もう一つの〝本業〟への帰還を待つファンに向けて気の利いたメッセージを送った。「(この時期は)野球ファンの人も待ってくれているでしょうけど、やっぱり毎週日曜日(放送の釣り番組)を楽しみにしてくれている人もいますから。ちっちゃい子からお年寄りの方まで海が待っていますんで。それも僕の仕事なんでね。仕事に大きいちっちゃいはないですから。海の男に戻ろうかなと思います」。
ローカルながら冠釣り番組(「城島健司のJ的な釣りテレビ」=RKB毎日放送)を持つ城島アドバイザー。かねて野球ファンからは釣り竿を締まって宮崎に駆けつけるジョーに毎年感謝する声が多い。短くも濃密な〝城島劇場〟が今年もあっという間に幕を下ろした。鷹党愛しのジョー、磯に戻る――。












