世界最大のプロレス団体WWEの日本公演「Live Tokyo」(東京・両国国技館)は29日、最終日を迎え、中邑真輔(39)がトリプルH(49)との“ドリームタッグ”を結成した。

 中邑は大会初日の前日(28日)、WWEユニバーサル王者セス・ロリンズ(33)との王座戦で惜敗した。当初の発表では、この日はロバート・ルード(42)とのシングルマッチが組まれていたが、開始直前になってルード、サモア・ジョー(40)組とのタッグマッチに変更に。パートナーが誰になるのかは試合まで伏せられた。

 母国凱旋で大歓声を受けた中邑に続いて姿を現したのは、何とトリプルHだ。2008年以来11年ぶりの日本大会出場となった“知的な暗殺者”と中邑のサプライズ共闘に、会場のボルテージは最高潮に達した。

 得意の「サックイット!」を決めたトリプルHは、中邑とバイブレーションストンピングの共演。この千両役者ぶりに呼応するかのように、中邑も躍動した。

 ルードのグロリアスDDTを阻止してファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げると、今年1月にWWEを退団したかつての同僚KENTAの必殺技であるゴー2スリープの要領でヒザを叩き込む。ジョーをペディグリーで排除したトリプルHの好アシストを受け、最後は必殺のキンシャサ・ニー・ストライクでルードを沈めてみせた。

 出場予定だった昨年6月の日本公演では直前に爆発物探知犬にかまれて負傷するアクシデントで欠場。17年9月以来の日本での試合となったこの2日間で、圧倒的な存在感を発揮した。

 試合後、トリプルHに手を上げられ、活躍をたたえられた中邑は代名詞でもある「イャアオ!」を大合唱してリングを下りた。今後はフィン・ベイラー(37)がベルトを持つWWEインターコンチネンタル王座戦線への参入が濃厚で、その動向に注目が集まりそうだ。