第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場32校が28日に発表され、広陵(広島)は3年ぶり25回目のセンバツ出場を決めた。注目株は1年生ながら4番を務める真鍋慧(けいた)内野手だ。

 身長189センチ、体重92キロの大型スラッガーに中井哲之監督(59)が付けた愛称は「ボンズ」。米大リーグで歴代1位の通算762本塁打したバリー・ボンズ氏(57)にちなんでいる。強豪・広陵を長く率いる中井監督が「飛ばすことに関しては、僕が見てきた選手の中でも何本かの指に入る」と評するほどの期待の選手でもある。

 広陵が準優勝した昨年の神宮大会では3試合で打率5割3分3厘、1本塁打、5打点を叩き出した。そんな広陵のボンズは1年生野手で「BIG3」と称される九州国際大付(福岡)の佐倉侠史朗内野手、花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手に強いライバル意識を持っている。

 長打力が自身の持ち味だという真鍋は、同学年で同じ内野手でスラッガーの2人に対して「本塁打をたくさん打つので。そういうところで絶対に負けたくない」と力を込めて話す。また大阪桐蔭の1年生投手・前田悠伍にも対抗心を燃やす。

 大阪桐蔭とは神宮大会の決勝で対戦した。真壁は前田からも1安打するなど3安打2打点の活躍も、7―11で敗れて優勝を逃した。それだけに1年生スラッガーは「絶対(前田を)打ってやろうと思います」と甲子園でのリベンジを誓った。

 中井監督は「1年生なのでダメ元で。あまりプレッシャーを感じないように、思い切って空振り三振してくれたらなと思います」と謙虚にエール。その一方、真鍋は初の甲子園にも物おじすることなく「絶対に日本一を取る」と紫紺の優勝旗に向けての決意を固めていた。