日本ハムの新ユニホーム発表会見が21日、札幌ドームで行われた。
会見では今年から指揮を執る「ビッグボス」新庄剛志監督(49)の野球観を手探りしながらコメントするエース・上沢直之投手(27)と主将・近藤健介外野手(28)の戸惑いの姿もあった。
「まあ正直言いますと、自分のイメージした感じのユニホームではなかった」「1番もですねボク、カクカクした1番が好きなんですよね。ちょっとそれは来年変えたいなと(笑い)」
新ユニホーム発表会見で自由奔放な発言を繰り返す指揮官の横で新庄監督案が採用された新スローガン「ファンは宝物」について上沢が「とてもいいと思った。コロナ禍でなかなかお客さんが球場に入れない中で僕たちも改めてファンの方たちのありがたさや声援が本当に当たり前じゃないんだと感じました」と語っていると、横にいた指揮官が突然割って入った。
「すいません、さっきの訂正。ファイターズの選手は『お客さん』って言わないでね。お客さんって、お金を払って球場に見に来るのがお客さんだとボクは思っている。お金を払ってでも僕たちのプレーを見に来たいというのがファンだと思う。選手のみんな、インタビューの時は『ファン』。お客さんじゃないからね」 新庄監督によるナインへの〝緊急業務連絡〟だった。
さらに、新庄監督が「テスト」と言い切る今シーズンに向けての抱負を上沢が「僕もファイターズに入って初めて監督が替わるのでビッグボスのもとで新しい自分を見つけていきたいと思う」と語っていると、新庄監督は再び笑顔で「調子悪かったらすぐ二軍に落とすからね(笑い)。ボクの方針なので、宜しくお願いします」とカットイン。 上沢は何とか「しっかり期待に応えられるように頑張ります」と切り返すも、予測不能のタイミングで斬り込んでくるビッグボストークにタジタジだった。
ここで、この会見にリモート参加していた近藤が「報道とかでいろいろプレッシャーがかかっていますけど、またなおさら今シーズンはしっかりやらないとなという思いになった。ユニホームと共に僕もいい1年を過ごせるように頑張りたい」と語っていると、指揮官はやはり…。「コンちゃんはどこ守りたいの?」と脈絡なく斬り込んできた。
「はい?」「…ど、どこがいいですかね?」と戸惑う近藤に新庄監督は「レフトやろ? レフトとライトどっちが好き?」と問いかけた。近藤が恐縮しながら「レフトの方がいいです」と返すと、爆笑しながら指揮官は「可愛いね!」とこの話を締めた。
まだ誰も新庄監督がどんな野球観でどんな野球をしていくのかを理解しきれていない段階で、そのペースに翻弄され防戦一方だった投打の両輪。解体したチームの再建とともに選手にとっては、新庄ワールドへの適応も大きな課題となってくる。












