レッドソックスの吉田正尚外野手(32)は5日(日本時間6日)に本拠地ボストンでのロイヤルズ戦に「5番・左翼」で先発し、2打数1安打だった。6回に代走を送られ退いた。打率2割4分。チームは6―2で勝ち、7連勝で貯金を今季最多の13に伸ばした。先発左腕クロシェットは7回4安打無失点、8三振1四球で今季13勝目(4敗)をマークし、奪三振数は両リーグトップの183個となった。

 ストーリーの中前2点適時打で3―1と勝ち越した6回二死一塁で2番手の左腕セルパと対戦。ベンチでは左キラーのレフスナイダーがヘルメットを被り、バットを手にして代打に備えていたが、コーラ監督が制し、吉田はゆっくりと打席へ向かった。

 1ストライクからの2球目、真ん中に甘く入ってきた96・3マイル(約155キロ)のシンカーを捉えると、「飛んだコースが良かった」と振り返る強いゴロは三遊間の真ん中を抜ける左前打となり二死一、二塁に。代走のラファエラと手を合わせてベンチに戻ると、ここぞとばかりに盛り上がるチームメイトからハイファイブや握手に応えた。

 この後、追加点を挙げることは出来なかったが、「去年も対戦があるので。昨日も投げていた」。高速シンカーを投げる左腕に対する準備や経験を生かした、内容のある打席だった。

 2回一死無走者は右腕バーガートから四球を選んで出塁、4回二死無走者は真ん中高めのフォーシームを打って二ゴロだった。

 チームは前半戦を10連勝で飾り、後半戦に入ってからは貯金を少しずつ増やし、地区首位のブルージェイズとは3ゲーム差でワイルドカード争いではトップだ。

 吉田は「みんな勢いもあるし、(チームも)勝ち癖もついてきていると思う。先制して、中押しがあって、最後まで集中力が切れない、そういうゲームが続いていると思う」と前を向いた。チームの勢いに乗りたいところだ。