ドジャース・大谷翔平投手(30)の剛腕がうなりを上げた。28日(日本時間29日)の敵地ロイヤルズ戦(カウフマンスタジアム)で今季3度目の二刀流登板を果たした大谷は初めて2イニングをこなし、27球を1安打無失点、1四球、1三振の好投を見せた。

 初めて敵地のマウンドに立った大谷は、縦横に変化するスイーパーをフォーシームを中心に捕手ラッシングと配球を組み立てた。1番・インディアをスイーパーで二飛に打ち取ると、2番・強打者ウイットjrにスイーパーを左前に運ばれる。詰まらせた当たりだっただけに悔しそうな表情を見せ、続く3番・ガルシアには3試合目の登板で初めての四球を与えた。

 一死一、二塁のピンチを迎え、表情が変わった。4番・パスクアンティノに159キロ、161キロと剛球を連発すると、3球目の〝爆速〟164キロ(102マイル)でニゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。2回はいつもの明るい表情でマウンドに上がり、5番・ペレスを159キロで中飛、6番・カグリオンをスイーパーで空振り三振、7番・ロフティンもスイーパーで翻ろうし、捕邪飛に打ち取ってマウンドを降りた。

 投手復帰1戦目のパドレス戦(18日)が1回を28球で2安打1失点、2戦目のナショナルズ戦(22日)が1回を18球で無安打無失点、この日が2回を27球で1安打無失点。スプリットは投げなかったが、最速164キロのフォーシームと宝刀スイーパーの出力を上げ、圧巻投球を披露した。

 しかし、打者としては相手先発のルーゴの前に序盤は2三振。投げ終えた直後の3回は先頭打者としてタグアウトにも戻らず、あわただしく準備をして打席に入ったが、ルーゴの変幻自在の変化球に翻ろうされてバットが空を切った。