ドジャースに新加入したキム・ヘソン内野手(金慧成=26)が崖っぷちでもがいている。

 二塁を中心とする複数の守備位置を期待されるキム・ヘソンが18、19日に日本で行われる開幕シリーズ(東京ドーム)に帯同できるかは打撃次第。米メディアでは連日のように開幕をマイナーで迎える可能性が指摘されてきた。

 そうした中、母国の韓国メディア「マイデイリー」は強いリーダーシップを発揮するムーキー・ベッツ内野手(32)に着目。というのもベッツが「理解に少し時間がかかったけど、今は理解できている。彼が快適にプレーできるように、できる限りのことをするつもりだ。彼が快適に過ごすことができれば、キムの中で最高の選手を得ることができる」と全面バックアップを約束してくれたからだ。

 同メディアはキム・ヘソンの精神状態について「誰よりも心労が大きいに違いない」と分析。さらに「米メディアはキム・ヘソンが明るい表情でスケジュールをこなしていると時折報道するが、それは外見だけだ。言葉が通じる人はほとんどいないし、見知らぬグレンデールで心を開いて連絡できるのは友人のイ・ジョンフ(李政厚=26、ジャイアンツ)くらいだろう」と孤独な環境をおもんぱかった。

 それだけにベッツの頼もしい言葉は渡りに船。「ドジャースで実際にキム・ヘソンを助けてくれる人も多い。(遊撃手の)ベッツと練習の動線が似ている。守備、打撃でも助けを得られる」とワラにもすがる思いだ。

 母国をヤキモキさせるキム・ヘソンは9日(日本時間10日)のアスレチックスとのオープン戦に途中出場。2打席に立って第1打席では中前へ2点適時打を放ち、2打席目は四球を選んだ。一時は1割を下回っていた打率も1割9分2厘まで回復。油断はできないが、日本に出発するまでオープン戦は残り2試合となっている。