悲願のワールドシリーズ優勝を目指すヤンキースの苦戦が予想されている。

 昨季はフアン・ソト外野手(26)、アーロン・ジャッジ外野手(32)が上位打線を形成。相手投手にとって、初回から抜群の破壊力を誇る左右の強打者と対戦することは脅威で、2人のうちのどちらかとは勝負せざるを得ない状況だった。しかし、オフにソトが15年総額7億6500万ドル(約1147億円)でメッツに移籍。ジャッジとの最強コンビも解体となった。

 米経済誌「フォーブス」は3日(日本時間4日)、「ジャッジは大きなプレッシャーを受ける」「ソトは消えてしまった」と報道。ソトの流出によって分散されていた相手のマークがジャッジに集中する可能性を指摘した。さらに、不動のDHであるスタントンは両ヒジに炎症を抱え、スプリングトレーニングを途中離脱。「ソトはもういない。スタントンもしばらく不在だろう」とし、ジャッジの孤立化がますます進むと分析した。

 球団はベリンジャーやゴールドシュミットを獲得し、ソトの穴埋めを図った。それでも同誌はベリンジャーを「成功するか失敗するかの選手」と評し、ゴールドシュミットについても「37歳で全盛期が過ぎたことは否定できない」と厳しい見解だ。

 スポーツ選手の年俸などの情報を提供する米サイト「spotrac.com」によると、ヤンキースの総年俸は「2億9388万6666ドル(約438億円)」。同誌は「これはドジャース、メッツ、フィリーズに次ぐ金額。2025年のヤンキースはドジャースを追い抜くだけの戦力を持っているのだろうか」と疑問を呈した。

 昨季はドジャースとの頂上決戦に敗れて涙をのんだが、巻き返せるのか。