米大リーグ・オリオールズとナショナルズによるテレビ放映権料を巡る長年の紛争が3日(日本時間4日)に遂に解決したと複数の米メディアが伝えた。
これまでナショナルズの放映権はオリオールズと同じMASN(ミッド・アトランティック・スポーツ・ネットワーク)が所有していたが、同ネットワークの実質的な企業支配権はオリオールズが握っており、ナショナルズは放映権料の分配金を巡ってオリオールズと長らく紛争状態に陥っていた。
その背景について米メディア「ワシントンポスト」は「2005年にモントリオール・エクスポズ(ナショナルズ前身)がワシントンに移転した際、『MASN契約』として広く知られる契約により、ナショナルズのテレビ放映権はMASNに譲渡され、放送収入はナショナルズの手にはほとんど残らなくなった。この契約によりナショナルズは地元でのテレビ放映権を市場で販売できない唯一のMLBチームとなった」と説明。また、米野球サイト「MLB TRADE RUMOR」は一連の争いが長期化したことで「この醜い法廷闘争はナショナルズとオリオールズ双方の売却プロセスにも大きな影を落としていた」と球団経営に大きな影響を与えていたと指摘した。
そんな歴史的紛争もこの日にようやく解決。同メディアは「両球団による今朝のプレスリリースによると『MASNとナショナルズは、チームの2025年のテレビ放送に関して1年契約を結ぶことで合意した。ナショナルズは2026年シーズン以降は代替放送の機会を自由に模索できる』とのこと。加えて『ナショナルズ、オリオールズ、MASN間の過去のメディア権に関するすべての紛争は解決しており、すべての訴訟は却下される』と明確に述べられていた」と、ナショナルズが来シーズン以降は自由に他局とテレビ放映に関する契約を結べるようになったことを報じた。
最後に同メディアは両球団、そしてMASNの対応について「本日の発表は、両組織にとって画期的な瞬間となる。面倒で終わりの見えない法的手続きを永久に続ける必要がなくなるからだ。両組織は給与をより直接的に管理できるようになり、長期的な財政的安定をより理解できるようになる。今後は両当事者が放送収入に関してより大きな自主権を持つことになるだろう」と一定の評価をしていた。












