ドジャースのスプリングトレーニングで、あるマイナー選手が旋風を巻き起こしている。昨季までカブスやマイナーでプレーしてきたデビッド・ボート内野手(31)だ。
2012年のMLBドラフト18巡目(全体554位)でカブスから指名を受け、メジャーデビューした18年以降は通算421試合の出場で打率2割3分4厘、36本塁打、156打点。昨季は37試合の出場で3割4厘、0本塁打、6打点の成績でオフにFAとなり、昨年12月にドジャースとマイナー契約を交わした。
その新天地では8試合に出場して打率5割(20打数10安打)と当たりが止まらず、すでに2本塁打と9打点もマークしている。内野守備も万能にこなすとあって、メジャーへの再昇格も浮上している。
まさに覚醒中なのだが、その背景にはドジャースが誇るMVP男にかけられた言葉が大きな後押しとなったようだ。米メディア「ドジャー・ブルー」が3日(日本時間4日)に公開したインタビューの中で、ボートが名前を挙げて感謝したのはムーキー・ベッツ内野手(32)の存在だった。
「ムーキー・ベッツは初日からとても歓迎してくれた。彼のような選手としての資質、血統などあらゆるものを備えた男がいて『君は僕らの仲間だ』と言ってくれる。それは即座に歓迎されていると感じさせる。フロント以下、同じように感じたよ」
ドジャースの一つの〝強み〟とされるのが包容力だ。ナインやフロントが一体となって新加入の選手を温かく迎え入れ、チームに溶け込みやすくする土壌が整えられている。最近ではロハスが佐々木に背番号を譲り、怪物右腕もお礼に日本酒の獺祭(だっさい)と江戸切子の冷酒グラスをプレゼントなど、ポジションにかかわらず交流は盛んだ。
ボートもドジャースの環境を事前にリサーチし「『みんな素晴らしいし、よくしてくれる』と言うんだ。僕は『よし、参加しよう』と思った。最高だよ。間違いなくそう思う」と話した。こうした輪や選手間の評判が高まれば、ドジャースにますます有望選手が集まっていきそうだ。












