ドジャースの大谷翔平投手(30)は18日(日本時間19日)に敵地マイアミでのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、5打数1安打だった。初回に今季49個目の盗塁となる二盗に成功し、初の50盗塁に王手をかけた。打率2割8分7厘。チームは8―4で勝った。

 大谷のスピードがローンデポ・パークを切り裂いたのは初回だった。相手先発の左腕ウェザーズの1ボールからの2球目、内角高めの95・7マイル(約154キロ)のフォーシームを詰まりながら左前に落とした。マカラフ一塁ベースコーチと確認するように言葉を交わすと、徐々にリードを広げた。

 そしてベッツの初球、いきなりスタートを切ると大歓声。捕手フォーテスの送球は微妙なタイミングだったが、二塁手ロペスの前でバウンドしたため、空タッチになりセーフ。ボールが一、二塁間に転がるのを見て、三塁へ滑り込んだ。これで26回連続で盗塁に成功し、今季49盗塁とした。ロバーツ監督がパドレス時代の2006年にマークした記録に並んだ。

 ベッツが浅い中飛に倒れた一死後、3番T・ヘルナンデスが放ったゴロは前進守備の遊撃手の正面へ。本塁に突入するも、三本間で挟まれてタッチアウトになった。

 1―0の3回一死無走者は1ボールからの2球目、内角のチェンジアップを逆方向へ。高々と上がったが遊飛だった。6―0の4回一死一塁はカウント2―2からの5球目、真ん中低めの96・6マイル(約159キロ)のフォーシームを見逃し三振。変化球待ちだったのか、全く反応しなかった。

 7回先頭は2番手の右腕カリーと対戦。カウント2―2からの6球目、外角低めの87・7マイル(約141キロ)のスライダーをバットの先で拾うと右手一本で振り抜いた。角度18度、打球速度109・3マイル(約176キロ)の痛烈なライナーに大歓声が上がったが、右直だった。

 8―3の8回二死一、二塁は4番手の右腕バウマンに空振り三振。2ストライクからの3球目、真ん中低めのナックルカーブにバットは大きく空を切った。

 2試合連発はならなかったが前人未到の「50―50」に残り10試合で2本塁打と1盗塁。昨年3月のWBCで世界一奪回したのに続き、再びマイアミで歓喜することはできるか。