強打者らしく振り抜いた打球が遊撃手の頭を越えた。ドジャースの大谷翔平投手(29)が20日、パドレスとの開幕戦(韓国・高尺スカイドーム)に「2番・DH」で出場。8回の第5打席で、記念すべき初タイムリーを放った。
逆転に成功した試合終盤、相手の戦意をそぐ貴重な追加点をたたき出したのは、やはりこの男だった。2点を勝ち越し、なおも一死一、二塁。初球158キロのシンカーを振り抜き、逆らわず遊撃手、中堅手、左翼手の間に落とした。パワーと技を兼ね備えた見事な一打だった。
スタンドでは真美子夫人が、チームの勝利をたぐり寄せる価値あるタイムリーを喜ぶ姿が見られた。これまでは隣に座る大谷の母・加代子さんとハイタッチを交わすシーンがよく見られたが、この一打では近くの観戦者らと興奮ぎみにタッチを交わす姿が印象的だった。自身も元スポーツ選手らしく、試合の機微を心得た自然な感情表現だった。
勝てるチームを選び、ドジャースを勝たせるためにやってきた大谷。終盤の一打に、大谷の執念が詰まっていた。













