【ラグビー】TL開幕2試合中止の波紋 全日程を消化できる〝良策〟あるのか

2021年01月13日 06時15分

昨年のトップリーグは大観衆を動員し開幕したが…(2020年1月、東芝―サントリー)

 ラグビー界に衝撃が走った。16日に開幕するトップリーグ(TL)を前に、サントリーで7人、トヨタ自動車で13人、キヤノンで24人の選手、スタッフらが新型コロナウイルス陽性と判明。サントリ―トヨタ自動車(16日、豊田)とキヤノン―リコー(17日、駒沢)の開幕カード2試合が中止となった。さらに、東芝でも感染者が2人出たことを明らかにした。

 太田治チェアマン(55)は、12日の会見で「世界的に感染拡大している中で政府の方針に従い、安心安全を担保しつつ準備していたが、コロナの脅威を感じた」と衝撃を隠せなかった。

 ラグビーは接触が激しいスポーツ。感染症に詳しいナビタスクリニックの久住英二理事長は「全員が毎週検査をすればいいと思う。コロナはすべてのコンタクトスポーツで絶対にうつる。うつる前提で対策を立てなければいけない」と注意した。その上で、全日程を消化するために「例えば1軍、2軍という形ではなく、Aチーム、Bチームと分けておいて、Aチームで感染者が出てもBチームで必ず試合ができるようにする。AチームとBチームは普段から一切顔を合わせないようにするのも一つの手」と提案した。

 現状ではTLとチームが共同で2週間に1回、PCR検査を実施。太田チェアマンは対策について「行動管理をどこまでやるかに尽きる」と語ったが、今後はさらなる予防策を講じる必要がありそうだ。