【体操】内村航平 東京五輪へ夢つなぐH難度の大技決めた!

2020年11月08日 14時52分

内村航平(photo by AFLO SPORT)

 体操の五輪個人総合2連覇の内村航平(31=リンガーハット)が8日、国際体操連盟(FIG)主催の国際交流大会「Friendship and Solidarity~友情と絆の大会~」(東京・国立代々木競技場)に出場した。

 両肩痛により来年夏の東京五輪は鉄棒に絞って出場を目指すキング。9月の全日本シニア選手権以来の実戦、約2年ぶりとなった国際試合では「試合の感覚、会場の雰囲気を最初からつかむため」(内村)と4種目にエントリー。鉄棒に集中するために、あえて床、跳馬、あん馬の演技も行った。

 午後2時過ぎ、内村が鉄棒に姿を見せると、この日一番の歓声が湧いた。観客、関係者が固唾をのんで見守る中、内村はこれまで習得のために動画を「1万回は見た」というH難度の大技「ブレトシュナイダー(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を見事に成功させた。9月の全日本シニアではバーの位置に近づくミスを犯したが、この日は完璧に決めた。後続の技もきっちりこなし、着地させると渾身のガッツポーズ。15・200点という高得点をマークし、来年の東京五輪へ大きな望みをつないだ。何度も握った力強い拳には、五輪への確信すら感じられた。

 内村は大会前のPCR検査で一度は陽性となり、その後に「偽陽性」と判定。大会前日には「すごく特別な意味を持った大会というのは分かっている。僕の中では五輪に向けた一つの通過点という位置づけ」と語っていた。

【関連記事】