テニスの4大大会全米オープン女子シングルス3回戦で大荒れの末敗れ、休養の意向を明かした世界ランキング3位・大坂なおみ(23=日清食品)に、男子ゴルフのスター選手ローリー・マキロイ(英国)がエールを送った。

 大坂は試合中に2度もコートにラケットを叩きつけ、ボールを観客席に叩き込むなどし、3回戦敗退。自身の行為について「子供のように見えたと思う。自分をコントロールできず、フラストレーションがたまってしまった」とポツリ。今後について「次に出る大会は決めてない。少し休養しようと思っている。しばらくプレーしないかも」と話した。

 うつに苦しんでいたことを告白し、選手のメンタルヘルスに光を当てている大坂。米「THE SPUN」によると、同じく精神面で苦しんだ経験を持つマキロイが大坂について言及。自身もゴルフの試合への愛情を失ったことがあり、コースでのプレーが自分の人間性を決定づけないよう、努力しなければならなかったという。

「それが彼女が今経験していること。そして、誰もが彼女がそれを理解するための時間を与える必要があると思う。なおみは本当に頭のいい女の子だ思います。彼女が幼い頃ラケットを手にした時と同じように、ゲームを楽しむことができればいいね」と自身の経験をふまえつつ、エールを送った。

 大坂へはビリー・ジーン・キング氏など、テニス界からも声援が送られている。