東京五輪マラソンのテストイベント「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」のハーフマラソンが5日に行われ、五輪代表が内定している一山麻緒(23=ワコール)が1時間8分28秒の自己ベストをマークして優勝した。

 ゴールテープを切った一山は「今はホッとしています」と安堵の表情。この日は風が強かったが「思ったより風が味方してくれて、苦しい場面があったけど風がしっかり押してくれて走りやすかった」とプラスに働いたようだ。まだ万全な状態ではないというが、五輪本番へ向けて充実のレースを披露。

 東京五輪は新型コロナウイルス禍で開催が危ぶまれるが、一山は「残り3か月で少しずつ状態を上げていって、五輪本番では皆さんに私らしい元気な走りをお見せできたらいいと思います」と話した。