サッカー界からJ1浦和の柏木陽介(33)にみそぎを求める声が続出している。沖縄キャンプ中に外食し、新型コロナウイルスに関するチームの規律違反をした柏木について、浦和は移籍先を探した上で退団すると発表し、今後の動向が注目されているが、Jリーグ理事は「移籍先よりもまずは反省が先ではないか」と指摘した。

 柏木は昨年に続いて2度目の規律違反となったため、チーム側も厳しい処分を発表したが、ある理事は「柏木に関してはあまり反省していないとも漏れ伝わっている。それに移籍先がどうとか報道されているが、まずはけじめをつけることが大事じゃないか。そうしなければ、先に進めないと思う」と指摘する。

 その上で「例えば反省の意味を込めて丸刈りにするとか。まあ、このご時世なので、丸刈りは別にしても、何かしら態度で示すことが必要じゃないかな。芸能人だって何か問題を起こすと、活動自粛期間なんかに社会貢献活動したり、いろいろやっているから」と、世間やサッカー界を困惑させたことへのけじめを求めた。

 さらに「柏木もそこをしないまま新しいチームが決まってプレーするとなっても、サポーターは受け入れてくれないんじゃないか。そういう意味でもきちんとみそぎすることが大事だし、そうしないといけない。浦和も契約問題とか、いろいろ複雑な面もあるのだろうけど、柏木の将来のことも考えてアドバイスしてあげればいいのに…」と語っていた。

 柏木は合宿中にチームが外出禁止を求めている中、外食して飲酒した規律違反でクラブが処分を受けた。その上でリカルド・ロドリゲス監督(46)からチーム合流を拒否された。すでに国内移籍を断念し、海外移籍を検討しているとも言われているが、まずは反省の態度をしっかりと示すことが再起への第一歩になるのかもしれない。