サウサンプトン・吉田麻也が年俸3億円でJ復帰も 名古屋、浦和、神戸が浮上

2020年01月27日 16時30分

出場機会を失っている吉田(ロイター)

 森保ジャパンのキャプテンはどこに向かうのか。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也(31)はクラブで出場機会を失っており、今冬に退団する可能性が高まっている。新天地の候補には欧州クラブのほか、Jクラブ復帰も浮上。代表主将を務めるビッグネームを巡って複数のクラブによる争奪戦が展開されそうだ。

 2012年にサウサンプトンに加入した吉田は今季限りで契約満了。リーグ戦の半分にあたる19試合に先発すれば契約が1年延長されるオプションが付いていると報じられてきたが、今季リーグの先発は6試合にとどまり、直近のリーグ戦では9試合連続で出番がなく構想外となっている。

 この現状について吉田は「いいクラブがあって行けるタイミングなら行くし(オファーが)ないのであれば、残ってここで戦うしかないし。どのみち半年後にはいなくなる」と、移籍を模索していることを明言した。

 複数の海外メディアがトルコ1部トラブゾンスポルからの関心を報じたが、吉田は「オファーはない」と否定。まずは欧州内のクラブを優先して探し、31日に終了する冬の市場での移籍を目指す方針だ。その一方で吉田サイドは、Jクラブ復帰にも興味を示している。在京Jクラブ関係者は「日本に戻ってくる可能性もある。ただその場合も、吉田側は条件を落とすつもりはないようで、動くのは資金力のあるクラブに限られる。(古巣の)名古屋か神戸あたりではないか」と指摘する。

 現在の推定年俸は3億円。Jリーグ復帰の際もイングランドと同等の厚遇を要求する方針となれば、資金力のある古巣の名古屋は真っ先に候補に挙がるだろう。今季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に初出場する神戸も有力な新天地。昨季は59失点と守備陣が崩壊しただけにDFの軸となる吉田は格好のターゲットだ。さらに今オフは恒例の“積極補強”がうまくいっていない浦和も浮上。強力なリーダーシップを発揮する吉田はチーム再建の顔としてうってつけだ。

 Jリーグの第1登録期間は3月27日まで。欧州の移籍市場が閉幕後の“保険”としても有力な選択肢になる。日本代表や24歳以上のオーバーエージ(OA)で参戦が有力視される東京五輪でのプレーを考えれば、残留して飼い殺しのままコンディションを落とすリスクは避けたいところだ。

「そこに絶対しがみつきたいという思いはない。新たなチャレンジをしてもいい」と話した森保ジャパン主将の決断に注目だ。