日本の至宝の〝価値急落〟が止まらない。
日本代表は17日(日本時間18日)、チュニジアとの北中米W杯1次リーグ第2戦(メキシコ・モンテレイ、20日=同21日)へ向けてベースキャンプ地の米国・ナッシュビルで練習を再開。14日のオランダ戦で左ヒザを痛めたMF久保建英(25=レアル・ソシエダード)はMRI検査の結果「負傷」と認定され、チュニジア戦の出場は絶望的となった。
オランダ戦でDFデンゼル・ダンフリース(インテル)からの激しいチャージで負傷した久保は試合後に車イスで会場を後にして、以降は宿舎で静養を続け、この日も練習を欠席した。
チュニジア戦の出場が絶望的となる中で、スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「久保を巡る市場は落ち着きを見せる…評価額の下落と海外クラブの関心の鈍化」と題して、久保を巡る市場の最新状況を伝えた。
「現在の状況は過去の夏とは大きく異なっている。Rソシエダードの主力選手の一人であることは間違いないこのアジア人アタッカーは、昨シーズン、出場機会が明らかに不足していたために輝きをいくらか失っており、この状況は最終的に国際舞台での彼の地位に影響を与えている」とクラブで不振だったシーズンが、市場価値に響いていると指摘する。
「久保は公式戦27試合(ラ・リーガ24試合、コパ・デル・レイ3試合)に出場し、わずか2ゴール4アシスト、合計1746分のプレータイムだった。これらの数字は、2022年にサン・セバスチャンに加入して以来、彼の統計記録としては断トツで最悪である」と厳しい結果に直面していると強調した。
こうした状況から「夏のこの時期、ヨーロッパの強豪クラブの間で明らかに市場シェアを失っている。大陸で有力なクラブからの関心は以前に比べて薄れており、その冷淡さは公式の市場価値評価にも反映されている」と市場価値が急落していると分析。「この日本人選手の推定市場価値は最新の見直しで下方修正され、2025年には競争力のある3000万ユーロ(55億5000万円)だったものが、現在は2000万ユーロ(約37億円)にまで下がった。この評価額の引き下げは、クラブからより低い価格を引き出そうとするあらゆる買い手の立場を著しく弱めることになる」と今夏の移籍は難しいとの見解を示した。
「こうした経済的、スポーツ的な状況を踏まえると、Rソシエダードの方針は明確だ。クラブは久保建英を積極的に移籍市場に出すつもりはなく、ましてや期待をはるかに下回る金額で久保のような実力のある選手を手放すつもりもない。久保が将来のプロジェクトの要であり、首脳陣の期待に応えられる正式なオファーがないことを承知の上で、両者とも焦って退団を強要するつもりもないようだ」とステップアップはお預けのようだ。
評価逆転を狙ったW杯でも左ヒザを負傷する不運。久保の試練は続くのだろうか。












