ゼロワン10日両国大会の試合中に発生したアクシデントで緊急搬送された大谷晋二郎(49)について、現場で処置をした林督元リングドクター(72)が大会当日の様子を振り返った。
大谷は大会のメインでノア・杉浦貴の世界ヘビー級王座に挑戦。15分過ぎにジャーマンでコーナーのターンバックルにたたきつけられてから全く動かなくなり、レフェリーストップで試合が終了した。都内の病院に緊急搬送された10日未明に団体は「現在、意識はあり、医者の問いかけに応じられている状況です。正式な診断結果はわかり次第、ご報告させていただきます」と報告した。
大会から一日明けて当サイトの取材に応じた林医師は「頸髄損傷だと思いますね、あの状況だと。最後のジャーマンで強打したことが原因? 全くそうだと思います」と説明した。プロレスラーが首に大ケガを負うケースは多く、2017年9月には高山善廣が頸髄完全損傷を負って現在もリハビリを続けている。一方で新日本プロレスで活躍した中西学は中心性脊髄損傷を、現在活躍中の本間朋晃は中心性頸髄損傷を乗り越えてリング復帰を果たした。林医師は「手足がまったく動かなかったですからね。指も動かせない状態でしたし、今の状況を見てるとかなり重傷だと思うんですけど…」と表情を曇らせたが、首の負傷に関しては「ケースバイケース」なだけに大谷の早期回復を祈っていた。
大谷は昨年9月に「左前腕両骨骨折」を負い長期欠場し、今月復帰したばかりだった。ブランクの影響について林医師は「どうでしょうかね。前のケガとは関係ないですけど、受け身なんかには影響あるのかもしれないですし…」とした上で「ああいう技ばっかりやるから、いつかはこういうことがあるだろうと思いながら見てます」と、攻防が多様化する近年のプロレスに対し複雑な心情も明かしていた。












