【カナダ・トロント発】WWEマットを去った選手の出戻りが相次いでいる。今週のロウでは退団していたジョニー・ガルガノ(35)が、約9か月ぶりWWE復帰を果たしたのだ。

 日本のドラゴンゲートに参戦経験のあるガルガノは2015年にWWE入りし、NXT王座やNXT北米王座を獲得するなどNXTブランドで活躍してきた。昨年12月にWWEを退団したが〝ジョニー・レスリング〟の大チャントの中でロウのリングに登場した。

 ガルガノは「俺は若い時にかなわない大きな夢を見ていた。IC王者、US王者、WWE王者になること、そしてレッスルマニアで試合をすることだ。父親として息子に不可能な夢だってかなえられると教えないといけない」とスピーチ。さらに「ジョニー・レスリングがWWEに戻ってきたぞ」と復帰を宣言し、会場の歓声を浴びた。

 そこへ話を遮るように、NXT時代にタッグパートナーだった〝Mr.MITB〟セオリーが姿を現し「この9か月でいろいろと変わった。俺は最年少のUS王者になったし、レッスルマニアでも試合をした。そして、これ(MITBブリーフケース)でWWEユニバーサル王者になる道を歩んでいる」と自画自賛。続けて「俺がベテランでお前がルーキーみたいだ。俺のカバン持ちにでもなるか」と見下してハイタッチを要求した。ここでガルガノはセオリーの顔面にスーパーキックを叩き込んで一撃KOした。

 ガルガノの復帰はユニバース(ファン)に拍手喝采で受け入れられたが、WWEマットでは退団者の復帰が続いている。解雇されていたカリオン・クロス、ダコタ・カイにヒットロウ(アシャンテ・アドニス、トップドラ、Bファブ)、デミスター・ルイスが次々にロウ、スマックダウンに登場。しかもガルガノを含めた復帰組は、NXTブランドで活躍した選手という共通点がある。

 これに対して、複数の海外プロレスメディアはトリプルH新体制との関連性を指摘している。総帥ビンス・マクマホン氏が〝不倫スキャンダル〟で引退に追い込まれると、娘婿の〝ザ・ゲーム〟トリプルHがタレント部門の責任者となった。ゲームは心臓手術で休養する以前から、NXTの責任者として手腕を振るってきただけに、思い入れのあるNXT選手たちを復帰させているのではないか? という見方だ。

 いずれにせよ、ガルガノのロウ登場は強烈なインパクトを与えたことは間違いない。