【イヨ・スカイ(ロウ)】

“暗黒の逸女”紫雷イオ改め「イヨ・スカイ」が待望のロウ昇格を果たし、王座奪取を視野に入れた。

 4月から欠場中だったイヨは、7月30日の真夏の祭典「サマースラム」で電撃復帰。女子グランドスラム達成者のベイリー、ダコタ・カイとのトリオでロウ女子王者ビアンカ・ブレアの前に立ちはだかり、復活をアピールして、ロウ昇格を決定的なものとしていた。

 そして今月2日には2018年6月のWWE入団から主戦場としていたNXTを卒業し、ついにロウに登場。開始前にはベイリー、ダコタらと“ザ・マン”ことベッキー・リンチにバックステージでパイプイスで暴行を加えて極悪健在を証明した。

 さらに3人は女帝アスカ対アレクサ・ブリス戦に乱入。怒ったビアンカが救出に入ると、いきなりビアンカとイヨのシングル戦が実現した。逸女はブランクも感じさせずダブルニーやダブルストンプなどで猛攻。最後は両軍6人が大乱闘となり、遺恨を残した。07年3月にプロレスデビューした時からのリングネームを捨てたのだから、ロウでの飛躍にかける決意はハンパではない。

 イヨは18年6月30日の両国国技館大会でWWEとの契約を発表。女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」でいきなり決勝戦(10月)まで進むも、トニー・ストームに惜敗した。その後、NXTを主戦場とするも19年7月からヒール転向を果たし“暗黒の逸女”となり孤闘を宣言した。

 20年5月には“女王様”シャーロット・フレアーのNXT女子王座に挑むも竹刀で襲われ、王座奪取に失敗。しかし6月にはシャーロット、リア・リプリーとのトリプルスレッドマッチで、リアをムーンサルトで葬り、歓喜のNXT女子王座初戴冠。21年7月にはゾーイ・スタークとのコンビでNXT女子タッグ王座も獲得した。

 22年4月からは負傷による長期欠場に入っていた模様だが、今回のロウ電撃登場はブランクを帳消しにする衝撃だった。

 10日のWWE女子タッグ王座決定トーナメント1回戦ではダコタと組んで初勝利も挙げ、9月3日ウェールズ・カーディフで開催される30年ぶりの英国スタジアムイベント「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」ではベイリー、ダコタと組みアスカ、ビアンカ、アレクサ組と激突も決まった。逸女の快進撃が止まらない。