【WWE】ロリンズの怪行動で複雑な「四角抗争」に発展へ

2020年02月25日 16時16分

ポール・ヘイマン(右)を帯同して登場したレスナー(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【カナダ・マニトバ州ウィニペグ24日(日本時間25日)発】WWEのロウ大会が開催され、複雑な「四角抗争」の予感が漂ってきた。

 大会冒頭には今週も“毒蛇”ランディ・オートン(39)が登場。1月27日「ロイヤルランブル」で約9年ぶりに復活した“R指定の男”エッジを連続襲撃したことについての釈明を始めた。

「約15年前、俺はこの会場で当時インターコンチネンタル王者だった男に殴られた。エッジだ。今日、彼は会場にはいない。しかし今は彼に謝罪したい気持ちでいっぱいだ」と本意かどうかはさておいて、かつての大先輩であり相棒だった男に敬意を表した。

 するとセス・ロリンズ(33)一派と抗争中のケビン・オーエンズ(35)が登場。「エッジは俺がヤングボーイの時に引退した。俺は彼と戦うのが夢だった。しかしお前はエッジが復帰したにもかかわらず、すべてを台無しにした。謝罪なんてウソだろ? 俺は今、頭のイカレた野郎(ロリンズ)と抗争しているが、お前だけは許せない!」と糾弾。メインでのシングル戦が電撃決定した。

 開始からオーエンズが奮闘してエルボー連打から、場外でのキャノンボールで先制する。さらには雪崩式脳天砕きで一気に勝負に出るが、ここでロリンズ一派(AOP=アカム、レーザー、バディ・マーフィー)が乱入。ロリンズはオーエンズを痛めつけ、オートンに加勢する。しかし毒蛇は「邪魔しやがって…」と言わんばかりに困惑の表情を浮かべた。

 すると反ロリンズ派のバイキング・レイダーズ(エリック、アイバー)まで乱入。ロリンズ一派と観客席になだれ込み、リングサイドは試合中の2人とロリンズのみとなった。ようやく試合が再開され、オーエンズがダイビングセントーンを決めるも、エプロンに立つロリンズに気を取られフォールにいけない。すぐさま毒蛇が逆転のラリアートでダウンを奪った。

 ここでロリンズが謎の行動に出た。イスをリング内に投げ入れて、オートンに攻撃を促したのだ。ためらいながらもイスを手にした毒蛇だが、熟考の末、イスを捨ててエレベーテッドDDTを敢行。要するに「お前の手は借りない」との意思表示だ。

 フォールに入るオートン。DDTは返してその後のRKOで決着か…と誰もが思った瞬間、何とレフェリーが阿部四郎級の超高速カウントでマットを3回叩いてしまった。場内は騒然。オートンはぼうぜんとするのみだ。

 全員が引き揚げた後に、荒れ狂うオーエンズはレフェリーに猛抗議し、縦じまのシャツを破ってしまう。すると下にはロリンズのTシャツが…。ロリンズはレフェリーまで抱き込んでいたわけだ。激怒したオーエンズは、レフェリーを机上パワーボムで制裁。その光景をロリンズは不敵な表情で見守るのみだった。

 2人の遺恨が深まったのは事実だが、オートンが反ロリンズの姿勢を貫いたのは気になる。来場しなかったエッジもこのまま黙ってはいないだろう。2つの遺恨は複雑に絡み合い、新たな展開へと突入しそうだ。

 また3日後に迫ったPPV大会「スーパー・ショーダウン」(27日、サウジアラビア)でリコシェ(31)の挑戦を受けるWWE王者のブロック・レスナー(42)が、第2試合後に代理人ポール・ヘイマン(54)を帯同して登場した。

 ヘイマンは「ブロック・レスナーの試合はそれ自体が宝石のようなものなのだ。サウジアラビアでリコシェを倒し、祭典『レッスルマニア』(4月5日、フロリダ州タンパ)でもドリュー・マッキンタイアを投げ捨てて葬る。ブロック・レスナーは永遠に王者であり続けるのだ」と声高々にアピールした。

「スーパー・ショーダウン」は日本時間28日未明、WWEネットワークでライブ配信される。