女子プロレス「スターダム」の祭典「5★STAR GP」ブルースターズ公式戦(6日、新潟・デュオ・セレッソ)で、ワンダー王者・上谷沙弥(25)が渡辺桃(22)を下し、リーグ戦初勝利を飾った。

 初戦でスターライト・キッドに敗れ、痛い黒星発進となった上谷。この日も序盤から苦しい展開が続く。渡辺と乱入した大江戸隊にペースを握られ、雪崩式スープレックス、ドラゴンスリーパー、テキーラサンライズと次々と技を決められてしまう。それでも何とか持ちこたえたると、変型ジャーマンで反撃ののろし。さらにハイキックからのフェニックススプラッシュで3カウントを奪った。

 ライバルに勝利し、現役王者の意地を見せた上谷は「渡辺桃は私のデビュー戦の相手であり、かつてQQで一緒に切磋琢磨しあった仲間であり、そして裏切られた憎しみの相手であり、そして白のベルトの最多防衛記録の元王者として、超えなければいけない壁でした」と思いを吐露。

 さらに「今日いまここで、最大の仕返しと最高の感謝を伝えることができたんじゃないかなって思います。誰が何と言おうと、私がスターダムだ!」と叫んだ。

 7日の長野大会では羽南と対戦する。「しっかりそちらに備えて、5★STAR GP優勝目指して頑張っていきたいです」と気を引き締めた。