女子プロレス「スターダム」の〝ブラック・ピーチ〟渡辺桃(22)が、ワールド王者・朱里(33)の首に狙いを定めた。

 春の祭典「シンデレラ・トーナメント」(4月3日、東京・立川ステージガーデンで開幕)の会見が29日に行われ、渡辺は全身黒ずくめのファッションで登場。

 かったるそうにゴッデスベルトを磨きながら「1回戦のAZM、まあ余裕でしょう。次は葉月が上がってくるかな~。まあ、この間勝ったから余裕でしょう」と不敵な笑みを浮かべた。

 1回戦(4月3日、立川)でAZMに勝てば、葉月 vs 天咲光由の勝者と2回戦(4月17日、後楽園)で激突する。

 AZMとは1月8日の後楽園大会で一騎打ち。レガースに凶器をしのばせ顔面を蹴り上げ、欠場に追い込んだ。また、26日の両国国技館大会ではスターライト・キッドとのコンビで葉月&コグマからゴッデス王座を奪っており、もはや葉月も眼中にない様子だ。

 その上で渡辺は「その次だよ、大事なのはその次。朱里、あいつは絶対に上がってくるよね」と、準々決勝(4月29日、大田区)の相手に朱里を指名。「私はやりたくて仕方ないんだよね。そこで勝って私がシンデレラになっちゃえば、私の願いもかなうかもしれないんで」と意味深な言葉を吐き捨てた。

 一方、1回戦で激突するAZMは「いつまでも優しいAZMちゃんだと思うなよ。よくも顔面、やってくれたな。私がお前の顔面を蹴り飛ばしてやるから覚悟しておけ!」と予告。遺恨渦巻く一戦となりそうだ。