〝お騒がせ女〟に、いったい何があったのか。首の負傷で欠場中の女子プロレス「スターダム」のジュリア(27)が本紙のインタビューに応じ、気になる現状と復帰のめどについて語った。シングルリーグ戦「5★STAR GP」に出場中だった9月6日の後楽園大会を最後に無念の戦線離脱となったが、一歩間違えば大惨事になっていたという。1か月の沈黙を破り、復活した鋭い舌鋒とともに〝ジュリア節〟をお届けする。

 ――首に異変を感じたのはいつから

 ジュリア 8月末に急に痛くなった。朝起き上がろうとしたら、この世の終わりみたいな痛みで。でも新日本プロレスのメットライフドーム大会(9月5日)もあるし、5★STARもあるしで休むっていう選択肢はなかった。その間、朱里がずっとマッサージしてくれたんだよ。首のツボを。ギリギリまでできたのは朱里のおかげだ。

 ――9月6日後楽園大会を終え、ひと段落したところで病院に行ったと

 ジュリア そう。MRIを撮ったらすぐ「絶対安静です」と。ただ痛みが出たのは不幸中の幸いだったみたい。「痛みがなかったら、無理してすごい大ケガにつながっていたかもしれない」と(医師から)言われた。今生きてるのは、神様が知らせてくれたからだな。

 ――欠場が決まった直後は

 ジュリア 痛いし悔しいしで、ずっと部屋にこもってキレて泣きわめいてたよ(笑い)。周囲も心配した? 母親もだし、地元の友達もケーキを持ってきてくれた。そういえば、海の向こうのあの〝神様〟も心配して連絡をくれた。

 ――「W」がつく世界最大団体の八幡的なコーチから!

 ジュリア でもあの〝神様〟も欠場中みたいなもんじゃん? 腕組んで動かないし。どっちが先に復帰するか勝負だな。

 ――話を戻すが、今も痛みはあるのか

 ジュリア もうほとんどない。運動? 毎日サウナまで歩いて行って、軽めの筋トレも再開した。リングの練習も再開しようかなってところ。(医師から)「3か月休めば完治する」と言われてるから、年内に復帰したい。12月29日の両国国技館大会が目標だよ。

 ――自分がいないスターダムの風景は

 ジュリア 「私がいなかったらお客さん少ねえだろ」と思いながら会場に行ったら満員で、試合も盛り上がって「なんだ、私がいなくても面白いじゃん」って。キャリアが浅い子たちの方が今は勢いがあるな、朱里は別として。復帰したらバチバチやれる相手が増えてたらいいな。

 ――危機感は

 ジュリア それはない。私の代わりは誰にもできないから。まあ、たまにいないくらいがちょうどいいんだよ、私みたいのは。今のうちにジュリアがいないスターダムを堪能しておけってこと。

 ――9日には大阪城ホール大会がある

 ジュリア それなんだけどさ、この間会見があったじゃん? あの時、メインの(ワールド王座戦で対戦する)林下詩美と彩羽匠が手をつないで出てきて。何を話すかと思えばフツーのことしか言わないし、オチもなくて。あれは何だったんだ。そこに対し誰も怒りを表す選手がいないことにもモヤモヤする。なんで団体を背負った2人が手をつないでるんだ? 欠場してなかったらその場に行って蹴っ飛ばしてたね。詩美はそんなんじゃ、ベルトを取られるよ。

 ――口の悪さがもう回復している…

 ジュリア あと(中野)たむも変なこと言ってたよね。(東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で)女子プロレス大賞を取った岩谷麻優と私の2人に勝ったから、2021年の女子プロレス大賞を取りますって。

 ――確かに

 ジュリア 浅いなって。お前は、女子プロ大賞を取るためにプロレスやってんのか? 私も岩谷も世に届かせようと全てを注ぎ込んだ結果、賞につながったんだ。2人に勝ってプロレス大賞取れるなら誰も苦労しない。蒲焼さん太郎か薄焼きせんべいくらい薄い! 浅はかだ。あとね、たむにハッピーエンドは似合わないから。たむが一番輝いていたのはジュリアにいじめられてた時じゃん。たむは泣いている姿が…(罵詈雑言が15分続いたため割愛)。

 ――9日は会場に

 ジュリア 行く。ドンナ・デル・モンドメンバーがみんなタイトル戦があるから。バックアップしようと思うよ。そういうことで、アリベデルチ! またな!