ノアマットに再び〝ニンジャ旋風〟が巻き起こっている。2か月ぶりの参戦となった16日の日本武道館大会でダンテ・レオンに勝利したニンジャ・マック(32)だ。世界的サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」出身で、初来日となった4月の両国大会で大反響を呼びノアと年間契約を結んだ。覆面に隠されたその素顔とは――。


 ――初来日から2か月間はどんな日々を

 ニンジャ (米国団体)GCWの試合に出ていたよ。週末には3~4試合こなして、体調を整えるようにしていた。空いている時間は日本語とノアのことをもっと勉強しようと思って、選手について研究していたんだ。

 ――なるほど
 
 ニンジャ アメリカにいても自分の意識は「ノアニンジャ」だから、ノアのTシャツを着て試合に出るようにしていたよ。アメリカの会場ではチャントっていう歓声があるんだけど、僕が「ノア」って言うとファンが「ニンジャ」って言ってくれるコール&レスポンスが、GCWのファンの間で起こるようになってきたんだ。

 ――ノアにとって米国の広報大使のようだ

 ニンジャ ノアが僕に目的を与えてくれたような感じがしたから、ノアを広めていくように活動している。絶対にノアを一番にしないといけないと思っているよ。

 ――ノアの選手の研究とは具体的に

 ニンジャ ノアの試合は(動画配信サービス)「レッスルユニバース」で全試合見ていたよ。特にHAYATA選手の試合は注目していた。ベルトを狙っているし、彼は(GHCジュニアヘビー級)チャンピオンだからね。前回、彼には負けているし、僕も実力をつけていきたいんだ。あとは清宮海斗選手。彼もすごく強くて前回、コテンパンにやられちゃって。彼はノアの未来を背負っている。再戦要求しないといけないなと思ってる。

 ――日本語も勉強していたと

 ニンジャ 前回、日本に来た時にひらがなの書き方の本を買ったから、それを使って勉強してる。あとは最近、ユーチューブでセサミストリートを日本語で見て勉強しているよ。子供向けの番組は文章が短くてわかりやすいから、日本語を耳で聞いて勉強するようにしているんだ。

 ――好きな日本語は

 ニンジャ 「すみません」かな。一番使っている言葉だし、僕にとって言いやすいんだ。ゴロがよくて。謝るというより「ちょっと失礼します」という意味で使うことが多いね。

 ――日本の好きな食べ物は

 ニンジャ おすしが好き。日本に来る前からよく食べていた。特にサーモンとトロ。家で野菜を栽培してるんだけど、それを使ってベジロールを作って、よく食べているんだ。行きたい場所? 時間が取れたら富士山に登ってみたい。僕の脚は頑丈だけど、頂上まで行くとなると自分の脚がもつかわからないなあ。あと、前回来た時はタイミングが合わなくて見られなかったけど桜も見たいなと思ってる。

 ――前回は空中殺法を見た観客全員をとりこにして帰国した。反響は

 ニンジャ アメリカにいる時も日本のファンからSNSを通じてメッセージがたくさん来てたよ。(先日)ノアの公式ユーチューブに僕の動画が上がってて。たくさんの人が見てくれて、うれしかったし感謝の気持ちでいっぱいだよ。

 ――ちなみに最高で何回バク転ができるのか

 ニンジャ 世界記録は何回かな? それを超えてあげるよ。自分が知っている限り56回が最高だったと思うんだけど、僕ならそれを超えられる。今の僕なら100回は余裕だよ。

 ――何回できれば忍者として認められるのか

 ニンジャ 1回でいいんじゃない? そこにニンジャポーズを入れたり、ニンジャキックを入れたら、もっとニンジャに近づくよ。ニンジャは心が大事だから。ノアニンジャとしての心意気があればみんなニンジャだ!


 ☆にんじゃ・まっく 1989年12月29日生まれ。ニューヨーク州ロングアイランド出身。サーカス、スタントマン、柔術、ムエタイ、テコンドー、ボクシング、MMA、レスリングなどを経験し、2015年にプロレスデビュー。初来日の際はツイッターで「ニンジャ」がトレンド入り。得意技はニンジャ・スプラッシュ。165センチ、87キロ。