【ノア】拳王が対抗戦で敗れ〝沈黙〟した理由「負け惜しみを言えるほど軽い戦いじゃなかった」

2022年01月14日 05時15分

試合後、内藤は拳王を挑発したが…
試合後、内藤は拳王を挑発したが…

 ノアのGHCナショナル王者・拳王(37)が屈辱をバネにはいあがる。8日の新日本プロレスとの対抗戦でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)との10人タッグ戦に敗れた金剛のリーダーは、当日の沈黙理由を明かすとともに、16日仙台サンプラザホール大会のGHCタッグ選手権(王者は武藤敬司、丸藤正道組)からの再スタートを宣言。なぜ拳王は無言で去ったのか――。

 8日の新日本横浜大会で拳王は、金剛の中嶋勝彦、征矢学、タダスケ、亜烈破を率いてLIJの内藤哲也、鷹木信悟、SANADA、高橋ヒロム、BUSHI組と激突。両団体が誇る人気ユニット同士の全面対決で敗れ、対抗戦も4勝6敗1分けでノアが負け越した。

 試合後の拳王はノーコメントで会場を後に。5日の東京ドーム大会に乗り込み「プロレス界の序列を覆してやる」と威勢よく語っていただけにショックは計り知れなかった。ところが一部のファンやマスコミからは、無言で去ったことが「発信力に欠ける」と非難される不条理に直面した。

 マスコミ不信に陥りかけつつ本紙の取材に応じた拳王は「プロレスは戦いだろ。対抗戦は結果が全てで、何を言っても負け惜しみ、負け犬の遠ぼえ。新日本はどうだか知らないが、あそこで負けてベラベラしゃべってるレスラーを見たいんだったら、そんなヤツはもう俺たちの試合を見に来なくていいよ」と振り返る。

「あれだけデカいこと言って負けた。それは受け入れなくてはいけない。あそこで負け惜しみを言えるほど、俺にとっては軽い戦いじゃなかった」。敗北を潔く受け入れたのは、大口を叩きリスクを背負って戦った男の矜持だった。

 もちろん落ち込んでいるヒマはない。16日の仙台大会では征矢とのコンビでGHCタッグ王座に挑戦し、22日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会では船木誠勝とのナショナル王座V4戦を控えている。

 拳王はタッグ王者の武藤、丸藤組を「日本一の天才タッグというのは認めるけど、全体のことを考えているようで、実は自分のことしか考えてねえっていう典型的なチームだよな。自分たちだけが輝けばよくて、なんならベルトなんか必要ないくらいの感覚なんじゃねえの? だからベルトの存在感が日に日に薄まっちまってるじゃねえか」と糾弾。「俺たちが取ることで、もっとGHCタッグに焦点が当たる戦いにしていくよ」と〝2冠〟への思いを明かした。

 1日の日本武道館大会で宣言した「令和プロレス革命」はまだ始まったばかり。「ここから俺たちが日本一になって、また次、戦う時に倒せばいいだけの話だろ。あの戦いで、今の俺に足りないものも分かったしな。そう、今の俺に足りないものは〝言葉力〟だ…って、そんなわけねえだろうがコノヤロー!」。最後は逆ギレした拳王が、再起へ向けて走りだす。

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