【ノア】王者・杉浦が貫禄勝ち「N―1優勝しか見えていない」

2020年09月07日 00時00分

杉浦はタッグ王座奪回後、初の試合を制して気勢を上げた

 ノア6日の静岡・ふじさんめっせ(富士市)大会で、約1年2か月ぶりにGHCタッグ王座を奪還したハレンチ王こと杉浦貴(50)が、王者としての初戦を飾った。

 杉浦は8月30日川崎大会でIQレスラー・桜庭和志(51)と組み、GHCタッグ王座決定戦で「AXIZ」の潮崎豪(38)、中嶋勝彦(32)組を撃破。杉浦がフロントネックロックで潮﨑を絞め落とし、桜庭に初のプロレス王座をもたらしたものの、直後に中嶋が潮崎に惜別のヴァーティカルスパイクを放ち、GHCナショナル王者拳王(35)率いる「金剛」入りを果たしたことで、戴冠の感激を味わう時間を奪われてしまっていた。

 8月27日ストリートファイトクラブ後楽園大会で大仁田厚(62)のイス攻撃で右耳上に5針縫う裂傷を負った杉浦は「ようやく明日抜糸できます。いい迷惑でした、ハイ」と笑顔で出陣。杉浦軍の頭脳・NOSAWA論外(43)と組んで、「エムズアライアンス」の天才・丸藤正道(40)、YO―HEY(32)組と対戦した。

 杉浦はいきなり先頭を買って出るや、丸藤の蹴りを変幻自在の動きでかわす。丸藤が強烈な逆水平を放てば、前蹴りから滞空時間の長いブレーンバスターで反撃。強烈なスピアーも叩き込んだ。

 終盤に論外がプロレスリングマスター・武藤敬司(57)の閃光魔術弾に入る前の動作を約15秒間も見せる奇々怪々な場面もあり、会場周辺は突然のゲリラ豪雨に見舞われたものの、杉浦はYO―HEYにニーリフトから高角度の五輪予選スラムを決めて3カウントを奪い、雨は数分後に収まった。

「N―1 VICTORY」(18日名古屋で開幕)に向け丸藤との前哨戦を飾る勝利となったが「しかしNOSAWAは本当に雨男だな…。ところで俺のブロック(B=杉浦、丸藤、拳王、中嶋、谷口周平、稲村愛輝)はキツくないか? まあ厳しいが優勝しか見えていないよ」と、スター選手らしく肩にかけたベルトを誇示しつつ、Vを誓っていた。