【ノア】清宮海斗 もう武藤敬司しか見えない 18日後楽園大会でタッグ再戦

2020年07月16日 11時30分

清宮海斗

 標的は閃光魔術師のみ。ノアの前GHCヘビー級王者・清宮海斗(23)が、武藤敬司(57)との再戦(18日、東京・後楽園ホール)へ向けてリベンジの鬼と化した。

 6月14日放送回のテレビマッチでは、ラブコールを送り続けた“最愛の相手”と6人タッグマッチでの初対決が実現。ところが「完敗。何もできずに終わった。こんな気持ちはプロレスラーになって初めて。自分が攻め、相手の攻めを受けてという展開が全くできず、武藤さんの世界に引きずり込まれた。本当に魔術師だった…」と今までに見せたことがない苦い表情で振り返る。

 特にグラウンドの攻防では完全に封じ込まれ、自らの未熟さを痛感する結果となった。「悔しくて眠れなかった。出方を見すぎてしまい、詰め切れなかった。それでも短いスパンで再戦が組まれたのは、自分の強い思いが通じたんでしょう。もう同じ失敗をするつもりはない!」

 18日大会では1月にベルトを奪われた現GHC王者の潮﨑豪(38)と組み、武藤、丸藤正道(40)組と対戦する。「他の2人は全く眼中にない。ベルトうんぬんだって武藤さんに勝ってからでないと見えてこない。俺が直接3カウントかギブアップを奪います。2人は出番もないと思います」と断言した。

 ノアは新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客のテレビマッチが続いたが、同大会から観客を入れた通常興行が再開する。常にファンの気持ちを重視する若きエースは「大会を待ち続けてくれたお客さんには申し訳ないですけど、今回は勝つことしか考えていない。10秒で終わるかもしれない。策もあるし勝負に徹する」と不退転の決意を示す。

 思えば武藤とは昨年9月に初遭遇を果たし、現在の抗争に至った。「願い続ければ夢はかなうんだなって。実現しない夢はないし、世界がこんな状況だからこそプロレスラーは夢を実現させる役目を果たさないと。若い世代で現状を変えないと何も進まない。武藤さんを超えてまた次の夢に進みたい」。さらなる未来を見据え雪辱戦に挑む。