新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」5日愛媛大会のDブロック公式戦で、高橋裕二郎(41)がジュース・ロビンソン(33)とのバレットクラブ同門対決を制して2勝目を挙げた。

 ともに1勝2敗と後がない状態で迎えたサバイバルマッチ。「ハウス・オブ・トーチャー」のSHOをセコンドに連れてきた裕二郎は、ピンプジュースを決めて主導権を握る。さらにジュースをロープ際に突き飛ばすと、場外からSHOがトーチャーツール攻撃を狙うが防がれてしまう。

 それでもレフェリーとジュースを衝突させて無法状態を作り出し、再び場外からSHOからケインを手渡される。悪のアシストを受けた裕二郎は、ケインでジュースの急所と顔面を殴打する極悪非道ぶりを発揮。最後はBIG JUICE(インプラントDDT)をさく裂させて3カウントを奪った。

 公式戦初戦(7月17日)で鷹木信悟を撃破したジュースは、Dブロックのライバルのほとんどを「ショッパイ」と罵倒。BCの同門である裕二郎までもが名指しでなじられていた。身内からの挑発に結果で見返した裕二郎は「おい、ジュース、どうした? どうした? いったいどうしてしまったんだジュース? な、ジュースよ。お前よ、BCに来てよ、ショッパくなっちまったのか、オイ?」と、意趣返しのコメントを残していた。