新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」17日札幌大会のAブロック公式戦で、矢野通(44)がジョナを下し白星発進を飾った。

 驚異の怪力と160キロの巨体を誇るジョナに、大苦戦を強いられた。隠し持っていたテーピングも没収された矢野は、場外で痛めつけられるとリングに戻ってもなかなかペースを握れない。マンハッタンドロップからフロントスープレックスで投げることに成功したが、フライングボディーシザースからのその場飛びセントーンで圧殺されてしまう。

 なおもコーナー上からの跳び技を狙われた矢野は、たまらず場外へ逃避する。ここでも鉄柵に叩きつけられるなど猛攻にさらされるが、花道付近でジョナとセコンドのバッド・デュード・ティトを同士討ちさせることに成功。その一瞬のスキを見逃さずに2人まとめて急所攻撃を決め場外に置き去りにすると、20カウントギリギリでリングに生還し見事なリングアウト勝利を収めた。

 曲者ぶりをいかんなく発揮して怪物退治に成功した矢野だがバックステージでは「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい…。もうやだ…。たった2日…公式戦1試合なんだって…嫌だ…今日、(自身が観光大使を務める)登別市長も見に来てくれて、こんな情けない…もう嫌だ! 帰りたい…」と弱音を連発。どこまでも食えない男だ…。